- 2005-12-01 (木) 19:36
- Web
そのサーバにサイトを設置していることをステータスに──。アメリカのレンタルサーバ会社media templeは、自社のレンタルサーバにブランド的価値をつけてサービスを宣伝する戦略をとっているようです。
(mt)media templeとは?
media templeとはアメリカのカリフォルニア州カルバーシティーにあるレンタルサーバ会社、および同社が提供するレンタルサーバサービスのことです。2GB/5GBの共用サーバと専用サーバを提供しています。
いくつかの著名なWebデザインサイトやWebクリエイターサイトはmedia templeを使用しており、それらのサイトで(mt)のバナーリンクを見かけることができます。たとえば、世界的に有名なWebデザインポータルサイトの「Kaliber1000」、Webスタンダードデザインで有名なデザイナー、Douglas Bowman氏の個人サイト「Stopdesign」などがあります。
(mt)media templeのイメージ戦略
前回の投稿で僕はmedia templeのユーザーは自発的に(mt)media templeのバナーを貼り付けていると書きましたが、いろいろ調べてみたところ、media temple側がサイト管理人にバナーを貼ってもらうことを依頼しているようです。
media templeのブランド戦略
再春館製薬とMedia Temple│textoceanによると、media templeは著名なWebデザイン関連サイトやWebデザイナーと交渉して、サーバを無料で提供する代わりに、デザイナーのWebサイトに(mt)バナーを貼ってもらいます。バナーといってもアフィリエイトバナーのように決まりきったデザインと形のモノではなく、(mt)ロゴだけのシンプルなものです。
これがmedia templeのサービス宣伝のための戦略です。オシャレなデザインサイトにサービスを利用してもらって、バナーを貼ってもらうことでレンタルサーバサービスにブランドイメージを付けたというわけです。
数多くの有名なWebデザインサイトに(mt)ロゴが貼ってあるのを見れば、多くの人が「(mt)media templeという名前に「おしゃれ」「先進的」というイメージを持つことでしょう。そしてmedia templeにサイトを置くこと=立派なデザイナーサイトという意識を持つようになるでしょう。ちょうど、有名人が持っているブランドのバッグや服を持つことに憧れるように。
サービスにブランド価値をつければ競合他社が数多くいたとしても、性能と別の「価値」を見出して、数多くのWeb製作者が利用してくれるでしょう。それもおしゃれなサイトを設置してくれる優良な顧客を招くことが出来ます。media templeの戦略はサービスの宣伝・高品質なブランドイメージ・優良顧客の獲得ができる斬新で効果的な手段だと思います。
さて、日本のホスティング業界を見回してみたとき、サイトにPoweredバナーを貼るほどブランド的価値があるレンタルサーバは見つかるでしょうか?日本人はブランド物が好きなので、こういうサービスの展開方法は結構成功できるかも知れません。